ミッツ3Dプリンタ コンセプトとメリット
ミッツ株式会社の3Dプリンタコンセプト
光造形方式の3Dプリンタ
3DモデルをZ軸方向に50μm/25μm間隔でスライスしたシーケンス画像に変換。シーケンス画像を3Dプリンタ制御ソフトに読み込み、プロジェクタの光で樹脂を硬化させ、シーケンス画像を1枚硬化させるごとに造形台を1層分上げ、この工程を繰り返して造形を完成させます。
DLP方式による高速造形
ノズルで面を塗りつぶすように造形するFDM方式やガルバノスキャナ方式の光造形と違い、DLP方式を採用したミッツ株式会社の3Dプリンタは、一括露光でプロジェクタの光を照射して面を造形するため、高速で造形することができます。
コーター方式で樹脂を無駄なく節約
コーティングシートに塗布した樹脂に、プロジェクタの光を照射して硬化。硬化されなかった部分の樹脂はコーターに回収され樹脂を無駄にしません。
吊り下げ式で造形の失敗を防ぐ
樹脂を一層硬化させたのち、造形台が一層分上昇します。造形物は造形台にぶら下がるように完成していきます。この方式によって、やわらかく薄い造形物も自重によってつぶれることなく、造形の成功率を上げます。
多様な樹脂を交換して使用可能
樹脂を入れ替えることによって、1台の3Dプリンタで色々な硬さの造形を作ることができます。工業向けの固い機械部品の造形や、医療向けのやわらかい臓器モデルの造形など、ニーズに応じた試作に対応できます。
簡単なメンテナンス
ミッツ株式会社の3Dプリンタは、FDM方式の3Dプリンタと違い、ノズルがないシンプルな構造であるため故障が少なく、またお客様自身によるメンテナンスが簡単にできます。国産の部品を使用して、製造も国内で行っているため、サポートは迅速に対応できます。
ミッツ株式会社 国産3Dプリンタ3Dプリンタを導入するメリット
3D CAD・モデリングデータから直接造形を行う3Dプリンタは、製品の可動部分や嵌合の機構を検証するための試作において性能を発揮します。
3Dプリンタの導入によって外部に発注することなく短時間で試作品を得られます。
試作の確認を繰り返すことや設計の変更にも素早く対応することが可能となり、開発コストの削減と製品の品質向上に貢献します。
高精細で滑らかな造形
XY分解能0.15mm(4Kは、0.04mm)の性能を持つ LED & レーザーハイブリッド光源を搭載したプロジェクタの光によって樹脂を硬化させ、50μmと25μmで切り替えが可能な造形ピッチで積層するため、高精細で滑らかな造形を実現できる3Dプリンタです。またダブルコーター機では、硬さの異なる2種類の樹脂を使用して造形できるため、創造性の幅が広がります。
やわらかいものが造形できる
ミッツ株式会社の3Dプリンタは、やわらかい造形ができることに特長があります。
従来のABS樹脂やアクリル樹脂を使用した硬い造形だけでなく、ゴムライク樹脂を使用したやわらかい造形が可能です。樹脂の硬さはゴムショアAという基準で表され、タイヤに近い硬さを持つショアA55ゴム弾性樹脂、プラスチック消しゴムに近い硬さのショアA25ゴム弾性樹脂、人肌に近いやわらかさのショアA5強化ゴムライク樹脂、耳たぶに近いやわらかさのショアA2ゴムライク樹脂など多様な樹脂を取り揃えており、これらの樹脂を入れ替えることで、医療分野向けに硬さのある骨格モデルや、やわらかい臓器モデルが1台の3Dプリンタで造形ができます。